「食っていく」の定義。”あなたは何のために働きますか?”
「あなたは何のために働きますか?」
そう聞かれたとき、あなたは何と答えますか?
成長のため、
自己実現のため、
社会貢献したい、
やりたいことだから、
働くのは義務でしょ、
お金を得るため…。
様々な答えがあるでしょう。
その中でも多いのが、「お金を得るため」。
内閣府がまとめた
国民生活に関する世論調査(平成26年度)では、働く目的は何かの問いに対して、「お金を得るために働く」と答えた方の割合が51.0%と、半数を占めていました。
「お金を得るため」とは、言い換えれば「生活のため」や、
より端的に言うと
「食っていくため」となるかと。
多くの人が、「何のために働いているのか?」の問いに対して「食っていくため」と答えています。
しかも、ため息まじりで元気がない「食っていくため…ですかねぇ…。」といった感じ…。
「食っていく」
ここで言う「食っていく」は、ただ単にご飯を毎日食べられるといったレベルのものではなく、もっと高い質の「食っていく」を表しています。
例外はあるかとは思いますが、今の日本で、厳密に「食っていくためだけ」に働いている人は、そう多くはいないでしょう。
現代のホームレスの最大の悩みとは何だと思いますか?
「食えるかどうか」ではないそうなんです。
目下の悩みは、「ヘルシー&ダイエット」。。
今や全国のコンビニやファーストフード店では、1日に300万人分の食べ物が廃棄されているそうです。
ホームレスは、管理がずさんなお店をいくつか把握しているので、そのお店を巡回して、いくらでも食べ物は調達できるとのこと…。
それと同時に、順調に肥えていきます。メタボになっていくのです。
今の日本では働かなくても、現実には食っていくことができるのです。
私たちの言う「食っていく」は、
「人並みの生活水準の維持」を指しています。
人並みの家に住んで、
人並みのごはんも食べて、
人並みのファッションに身をまとい、
レジャーもそこそこ楽しんで、
家電製品も一通り揃えて、
子供にもしっかりと教育を受けさせて…。
私たちは、これらを総称して「食っていく」と表現しているのです。
でも、その「食っていく」を維持しながらも、働く人の満足度はとても低い…。
「人並みの生活水準の維持」も大切なことだと思います。
でもそれは、見方を変えれば「誰かの価値観に合わせた生き方」だったりもするわけです。
人並みが、身の丈に合っていないかもしれない。
「食っていく」を維持するために、辛い思いをしながら、仕方ないと割り切って働く。
そこに、生きがいや働きがいはあるのでしょうか。
自分の「食っていく」の定義を改めて見つめ直すことで、働く意義をもう一度考えてみることも必要かもしれません。
「あなたは何のために働きますか?」
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