日本マンパワーさんが運営する「企業内キャリアカウンセラー養成講座」の説明会に参加してきました。
キャリアカウンセラー資格の活かし方の1つとして、企業内での活用方法を検討していたところ、日本マンパワーさんで
「企業内キャリアカウンセラー養成講座」を実施しているということで、説明会に参加してきました。
キャリアカウンセラーの活動領域は、1対1のカウンセリングを中心とした個別支援が主になります。
しかし、個別支援を通して、社員一人ひとりの相談を受けていると、会社の課題が見えてくることがあります。
個人以外働きかけるべきことは何か、また、個人に関わるからこそ出来ることは何かといった課題につながっていきます。
「企業内キャリアカウンセラー養成講座」を通して、「個別支援」の枠を超えて、「組織の実態把握(見立て)」や「関係調整」、「経営への報告」等といった組織への関わりを含めた活動領域を広げることが出来るとあって、一度話を聞いてみたいと思っていました。
経営のグローバル化や、国内市場の成熟化、少子高齢化社会により、企業を取り巻く環境は大きく変化してきています。
企業は事業構造の改革や、組織の機構改革、雇用を巡る法規制への対応等、環境変化に対応すべく、様々な決断や取組みが求められてきています。
その環境変化に伴い、個人は将来に対する不安の増加や、想定外の変化への準備・対応、働きがいやモチベーションの維持が困難といった問題が生じてきています。
組織が直面する人事課題は、個別的で多様化しています。
●若手社員の早期離職
●ミドル社員のモチベーション低下
●シニア社員のやりがい模索
●メンタルヘルス不調
●ワークライフバランスの乱れ
●ダイバーシティへの対応
特定の階層に限られた問題ではなく、すべての社員が人事課題の対象となってきています。
そのような人事課題に対して、企業内キャリアカウンセラー(企業内でキャリア開発を行い、個人や組織へ働きかけ、活性化させる実務家・専門家)が、今求められています。
以下、「企業内キャリアカウンセラー養成講座」の資料からの抜粋です。
組織とは、人の集まりです。
そして、人と人の間には、目には見えないつながりや相互に影響を及ぼしあう関係性があります。
例えば、声を荒げる人がいれば、声を抑える人が現れます。
リーダーの役割を取る人がいれば、フォロワーが現れます。
このように、人は単独で活躍しているわけではなく、そこに介在する関係性、「システム」によって活躍している、活躍出来ているのです。
企業内キャリアカウンセラーは、個人の成長を支援する視点だけでなく、この「システム」を理解し、働きかける知恵と感性を得ることで、個人と企業双方の効果性や健全性をより一層高めることが出来ます。
個人に関与するということは、全体に関与するということにもつながります。個と全体、それぞれのシステムへの意識が弱いと、個人への支援が組織にとってデメリットになることさえあります。
企業内キャリアカウンセラーが最大限に効果を上げるには、「システム」を見る力、個人を通してシステムにかかわる力、関係にかかわる力を持つことが大変重要となります。
「企業内キャリアカウンセラー養成講座」は、キャリア開発や組織開発、システムズアプローチ(家族療法)、それらに関連する理論と実践を統合して作られているそうです。
個人と企業を活性化し、持続的成長を実編する力を身につけることを目的としています。
1.組織のシステム(構造・関係性)を見立てる力
個人の相談を通して組織の状況やシステムを把握する力を養います。
問題の原因探しをするのではなく、ものごとの関係性を見ることで、総合的な視点を実現しやすくします。
2.個人への効果的な関わりで組織を活性化する力
目指すべきことが達成できない、やるべきことができないなど、個人と組織のニーズのすり合わせが上手く行っていない場合の内的システム(ものの見方、感情、行動等)を理解し、変化を起こす関わり方を習得します。
3.具体的なかかわり方の習得
システムに変化を起こすために、誰にどういう働きかけや支援を行うと良いかという視点を身につけます。心を扱う専門家であるキャリアカウンセラーだからこそ起こせる変化を理解します。
キャリア支援施策の重要性と必要性は十分理解できたので、あとはどのように自社の経営課題に結びつけて経営陣へアプローチしていくかが課題となりますね。
引き続き情報収集を行いながら、自分のできること、すべきことを整理していきたいです。
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