人と組織の問題を解決する「U理論」。ワークを通して体感してきました!

lifecareerup

2015年12月16日 23:53

街はクリスマス一色ですね!

年の瀬でもあるので、少し早い学び納めとして、今日は仕事終わりに「U理論」のワークショップに参加してきました。


先日、Kuracampur(くらちゃんぷる)代表の倉田さんと食事をご一緒させていただいた際、自分の今後のキャリア形成について悩んでいると相談したところ…。

「その悩み、U理論を通して向き合ってみたら?」とのアドバイスをいただき、倉田さんが講師を務めるこのワークショップを紹介してくれました。


「U理論」って…何?


そもそも「U理論」って何?

まずは「U理論」がどんなものかわからなかったので、Amazonのレビューでも評価が高かった『マンガでやさしくわかるU理論』を購入し、事前に一読してみました。




サブタイトルの「人と組織にイノベーションをもたらす」は、やはりググッときますね。

U理論の原書や翻訳版は、本自体も厚く断念してしまう人も多いとのことでしたが、マンガが盛り込まれたこの本はサクッと読めて頭に入りやすかったです。

また、文字ではなかなかイメージしずらい感覚を、マンガでうまく表現しているなとも感じました。




U理論とは、マサチューセッツ工科大学上級講師、C・オットー・シャーマー博士によって生み出された、「過去の延長線上ではない変容やイノベーションを個人、ペア、チーム、組織、コミュニティ、社会のレベルで起こすための原理と実践の手法を明示した理論」です。
『マンガでやさしくわかるU理論』(著:中土井僚) P56



普段、私たちが仕事などで取り入れているのは、「PDCAサイクル」と言われる手法です。

これは、計画(Plan)を立て、行動(Do)をし、その結果を振り返って計画との差を分析(Check)し、その改善措置を実行(Action)し、計画にフィードバックをするものです。
オットー博士はこれを「過去からの学習」と位置付けています。

「過去からの学習」によって行動を移す時、過去の結果を振り返って計画を立てます。
すなわち、過去の結果とその分析が次の行動の根拠となっています。


「過去からの学習」(PDCAサイクル)
・「過去に起こったこと」を振り返ることによって学ぶサイクル
・過去の振り返りに基づき計画が生まれるため、行動を起こす前から行動の根拠が決まっている




出典:http://heart-quake.com/article.php?p=770




しかし、イノベーションと言われるような、「ありそうでなかった」、「過去の延長線上にはなかった」ような解決策は、事前に計画を立てて生み出すことはできないでしょう。

昨今では、前例のない事象が多く発生しており、イノベーションを起こすためにはビジネス環境は「答えの見えない時代」と言われます。

単なる思い付きではなく、「質の高い直感」に基づいた行動を生み出していくやり方をオットー博士は、「出現する未来からの学習」と呼び、その実現への道筋をU理論によって照らし出しています。


「出現する未来からの学習」
・「今、この瞬間」に立ち現れようとしている未来を感じ取って、行動を作り出す
・出現する未来として感じ取っている「何」という微かな感覚を頼りに行動し、試行錯誤を繰り返しながら肉付けしていく




出典:http://www.presencingcomjapan.org/utheory/




U理論について詳しく知りたい方は、こちらのサイトがわかりやすいです!
「U理論」とは?(中土井僚)





どんなワークショップだったの?

最初に「ライフエナジーパターンチャート」というワークからスタートしました。

時間軸をさかのぼって、自分のエネルギーレベルをチャート化します。

次に、「山」と「谷」に関するエピソードを落とし込みます。

最後に、俯瞰して見てみて、自分のチャートの上下する傾向を掴みます。

僕の場合は、何か新しいことに「チャレンジ」しているときに、グッと右肩上がりとなり、マンネリや行動していないときに停滞している傾向にありました。



次に「葛藤に陥っている状況」を挙げてのワークがありました。

このワークは、選択肢で悩んでいることを設定し、代表で公開コーチングを受け、そこから現実的なビジョン(シリアスビジョン)と、ネガティブセルフイメージを明確にしていくというものでした。

せっかく参加したんだから!と公開コーチングに挙手したのはいいものの…。

ここでは詳しくは書けないのですが、想像以上の「自己開示」と「内省」、そして参加者の皆さんの前での「宣言」と、非常に貴重な経験をさせていただきました…。

参加者の方々からもフィードバックをいただいて、更に内省が加速しました。

特に、ネガティブセルフイメージを受け入れることができたのは大きかったです。

終わった後は、もうヘトヘトでした…。




まとめ

最後に、ペアになってワークを振り返ったのですが、その方がおっしゃっていた言葉が印象強かったです。


「これまでは、過去に学んできたことや経験してきたことを活かさなきゃと考えていた。でもそれは、過去のために生きているということに気付いてしまった。今、そして望む未来のために生きていきたいと感じた。」


僕も、「未来の幸せのために、今は苦労する」ということを選択してきましたが、それだと望む未来が大きくなるにつれて、「今」の苦労がずっと続くことになってしまいます。

それよりは、「今」の幸せがずっと続くように行動していく方が楽しそうだなと感じました。




今日、参加したワークショップは、オーセンティックワークス株式会社が主催しており、年明けにもいろいろなプログラムが開催される予定とのこと。
「U理論」に興味がある方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

<オーセンティックワークス社ホームページ>

http://www.authentic-a.com/events/



上記は東京での開催ですが、講師の倉田さんは沖縄フリークでもあり、過去に沖縄でもU理論のワークショップを開催したことがあります。

相談次第では沖縄での開催も実現できると思いますので、関心のある方は僕にお声かけください!




先日の倉田さん、許田さんとのお食事がきっかけで、今回参加させてもらいました!
感謝です!





<「U理論」に関する書籍です。>













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