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2015年10月31日

「一億総活躍社会」の実現って、具体的に何をするの…?

安部総理は、日本の未来を切り開く新たな国づくりとして、「一億総活躍社会」を目指すと表明しました。


この「一億総活躍社会」に対して、「具体的に何やるの?」、「分かりづらい」、「数値目標が非現実的」、「国民に『活躍』を押し付けるのか」など、批判的な論評が目立っている印象が強いですが…。



10/28(水)の日経新聞朝刊に広告として、「一億総活躍社会実現に向けて」の記事が掲載されていました。


「一億総活躍社会」の実現って、具体的に何をするの…?



少しふわっとしているこの政策について、今一度概要を確認してみたいと思います。



「一億総活躍社会」とは…

高齢者の方も若い方も、女性も男性も、障害や難病など課題を抱える方も、誰もが、家庭で、職場で、地域で、自ら力を発揮する場があり、充実した生活を送ることができ、今よりも一歩前に踏み出して、将来の夢や希望に向けて取り組める社会であること。


「新・三本の矢」とは…

「一億総活躍社会」の実現のため、「新・三本の矢」を実行する。

第1の矢として「希望を生み出す強い経済」
第2の矢として「夢をつむぐ子育て支援」
第3の矢として「安心につながる社会保障」



具体的な目標の設定は…

第1の矢には「GDP600兆円」
第2の矢には「希望出生率1.8」
第3の矢には「介護離職ゼロ」



それぞれの主な施策は…

第1の矢の実現に向けて、
・雇用拡大
・賃金上昇
・消費拡大

第2の矢の実現に向けて、
・待機児童ゼロの実現
・幼児教育のさらなる無償化の拡大

第3の矢の実現に向けて、
・介護基盤の整備
・介護休業の取得容易化
・生涯現役や会の構築
・介護・医療制度の改革
・高齢者就労の推進



まずは年内のできるだけ早い時期に、緊急に実施すべき対策を取りまとめていく予定のようです。



「誰もが自らの力を発揮する場がある」や、「将来の夢や希望に向けて取り組める社会」など、耳ごこちの良いキーワードが散りばめられている政策のため、逆にどこか具体性に欠け、抽象的で分かりずらく、非現実的な印象を受けてしまうのも分かる気がします…。


ただ個人的には、「今までの発想や省庁の縦割りにとらわれない広い視野と大胆な発想により政策を立案し、強い突破力をもって確実に実行していく。」というスタンスには、少し期待をしています。


同じような会議体が行われてしまっている課題もあるかとは思いますが、それはそれでその都度見直していけばいいことであり、試行錯誤しながら効果的な推進を確立させていってほしいです。


組織の縦割りは、行政だけでなく民間企業でも抱えている課題であり、時代の流れが激しい現代においては、横断的な連携や取組みが求められてきます。


今回、行政が「縦割りにとらわれない」やり方を進めていくことは、少なからず民間企業でも参考になるのではないでしょうか。




誰もが力を発揮し、将来に向け夢や希望を持ち、取り組める社会の実現を目指すとされる「一億総活躍社会」。


名前負けしない政策として、しっかりと成果につなげてほしいです。



厚生労働省では10/21〜11/6の期間で、一億総活躍社会の実現に向けて、国民の意見が求められています。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000101660.html




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